2012年1月11日水曜日

それはペンですか



前頭葉のちよつとうしろにゐる何か くろやぎ

ハムスターじゃね。


たとえば映画のあのシーンこのシーンについて《意味》を読み取ったり読み取れなかったりするということがある。おかげで、そういうことをうだうだ文章に書くと「評論」というものになる(らしい)。ひるがえってゲンジツの世界で眼にうつるあのシーンこのシーンには《意味》がない。

物理的な世界で物理的な眼球が光学的かつ生理学的に写しとるシーンは何かを寓意しているわけではないし何かの伏線でもない。世界はどこかの監督の撮った映画ではないからである。たとえばふと見上げた天井の電球が切れていたとして、そこに《意味》はない。ないはずである。……

ところが、

電球はあんなに高く切れており 広瀬ちえみ

である。ううむ、なんも言えねぇ。

0 件のコメント:

コメントを投稿