2014年5月5日月曜日

近江の人は惜しむだけ


ぶらんこや地べたに俺に空が青い

葭の角幾たび生まれかわつても


釈然としない病も春菊も


嗅ぎあててみよ胎生の春泥を


後悔や行く処なき春の水


古傷をつつつくあそび春の雨


芽柳は大気に頭突つこんで


ゆつくりとうたふともだちはるのくも


つちふるやいつかぼくらもそこへゆく


馬の子を圧し潰さんと空青し


つばめ飛ぶことばにできぬ衝動を




今年の春はめんどくさいことに巻き込まれて毎日ああでもないこうでもないと巻き込まれた仲間たちと右往左往しているうちに終わってしまった。ようやく晩春のステージまでクリアしたが次は初夏のステージが待っている。昔から敵というものは懲りない、諦めない、反省しないものである。(まあしかしこの生活にも慣れた。なるようにしかならんし。)

俳句は適当に並べてみたが、俳句ポストに出した句と自分のツイッタで勝手に囀った句の間には、水と油のような「混ざらない感」があるなあ(と今更ながら思う)。題詠苦手ということもあるのだが、それにしても…… 余所行きの句はやめようと決めたはずなんだが。

0 件のコメント:

コメントを投稿