2012年3月17日土曜日


ひとごとや打つ鞭ことごとくS字



全然関係ないが、映画の一シーンだと思うけど、何の映画か思い出せない映像が脳に浮かんで、消去しようとしてもなかなか消せないことがあるわけです。ずっとリピート再生され続けている。人と話している間も、こうして駄文を弄している間も。そういう映像って、なんか定型化、様式化されているようなところがあって……


これもまた全然関係ない話ですけど、裁判官の人とかいるじゃないですか、あのひとたちって、原告にしても被告にしても感情移入しないわけですよね、っていうか、感情移入しないように徹底的に訓練されている。法律の枠組みにしたがって、どの要件とどの要件を満たすから不法行為、これが欠けてるからそうじゃない、とか判断するわけですよね。そのときに、この人はすごくつらそうで可哀想だから相手が悪いに違いない厳しくしとこう、とか、そういうふうに感情移入しちゃうとある意味公平じゃないから、そういうことがないように訓練するわけで。それってすごいことだと思うわけです。つらそうで可哀想な人には感情移入するのが、ふつうの人間としては、ある意味で当たり前のことなわけですよね。でもそれはしちゃいけないわけです、かれらは。超人的っていう言葉はふつうは全然べつの意味で使うわけですが、ある意味で裁判官の人たちのそういう訓練っていうのは、超人=人を超えた存在になるための訓練なわけじゃないですか、ええ。


それでこれもまた関係ない話ではあるのだが、そういう訓練なんて全然受けていないのに、それに近いような判断を迫られる場面があるのであるわけです。はあ、つらい。

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