2013年4月6日土曜日

ホオジロ


失語とは葦原に頬白の啼く




鳥の俳句を10句ばかり並べてみるのも面白いと思ったのだが、手持ちが烏、雲雀、燕、鵠、雁くらいしか思いつかない。そう考えると実に平凡である。丹頂とか鶺鴒とかガビチョウとかキビタキとかダチョウとか蝙蝠とか、いろいろ詠まねば(あ、ダチョウはあるかもしれない)。ということで鳥づくしはまたの機会にします。

7 件のコメント:

  1. ツイッターをやめる少し前に
    「鶏はじめてつるむ」の季語で悩んでいたら
    砂女さんが反応してくれて
    一句詠んでくれたので
    とても嬉しかった思い出があります。

    最近買った電子辞書に鳥の鳴き声があって
    ボタンを押しては聞いています。






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  2. 俳句ポストのくろやぎさんの句を読んで
    奥坂まやの
    山桜にんげんが来て穴を掘る
    一列ににんげんが行く日の盛

    を思い出しました。にんげんと人間と人では感じが違いますね。

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  3. 人体というのもありますねー。
    人体冷えて東北白い花盛り 兜太
    肉体から幽体離脱して、外から眺めてるみたいな感じもします。漢字で人間だと、社会性も備えた存在という感じかなあ、、

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  4. それはそうと、俳句ポストではいきなり掉尾を飾ることができました(^^) たかこさんに声かけていただいたおかげです。しかし、次の種蒔は難しい。籾蒔きなんて子どもの時に眺めたきりで縁がないんですよねー、、、

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  5. そうだ、人とにんげんと人間の使い分けを調べてみよう!、と脳天気なことを思いついて、ウェブやらあちこちのデータベースやらをあさっていたのですが、びっくり仰天、ほかならぬこのわたくし自身のこのブログに「桃のくににんげんがきてあなをほる」という句があるではないですか(2/17 「春の湿度」)。これ、たかこさんが書かれている奥坂まやさんの句と上五がちがうだけでほとんど同じではないですか。ううむ、、、 

    句帳代わりのツイッターを見ると今年の2月に囀っている。正直言って奥坂さんの句は全く記憶になかったんですが、以前何かで読んだことがあったのかもしれない。というか、たかこさんのコメントを読んだときに、そもそも自分がそういう句を書いていたことを忘れていました。お恥ずかしい。

    いずれにせよ、これは全くあかんですね。ひょっとするとたかこさんは既にお気づきでさりげなく指摘してくださったのかもしれません。ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。ブログの句は消しておきました。

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  6. 本歌どりかなあと思っていました。
    桃の国に住んでいるのかなあとか。それなら松山に近いのかなあとか。

    俳句の言葉ってちょっとだけ特許みたいなところがありますね(>_<)
    発見して句集で世の中に認知させた方が先みたいな・・・。

    万緑は草田男とか。

    その人の印象的な句で○○俳人と密かに呼んでいます。
    稲畑汀子さんは、吉野の桜俳人で金子兜太さんはしびん俳人とか(ごめんなさい、尊敬してます。)
    関さんは空爆俳人だったんだけど最近は皿俳人だなあとか。

    虚子は棒俳人。ちょっとだけ意地悪な
    ティストが入るのが好みです。



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  7. しびん俳人、棒俳人、皿俳人ですか、ひどい、、、(笑)

    桃の国に住んでいたんだけれど、桃太郎のくによりもっとずっと東の方ですね。ちょうど今頃は盆地のそこらじゅうに桃の花が敷き詰められているはず。だいぶむかしのことなので記憶がねぢまがっていて、桃が咲く間だけはにんげんと神様と魑魅魍魎が一緒に暮らしてる縄文時代、みたいなイメージがあるんです(昔過ぎ、、、)。「桃の花べそかいてゐる邪神の仔」(旧作)とかそんな感じの延長線でにんげんが出てきたんだと思ひます。 って、捨てた句の自解してどーする。

    奥坂さんの山桜の句は梶井基次郎を連想しないわけにいかないので、もっと深いというかちょっと違うのかもしれないけれど、ここまで同じだと本歌取りどころではなかったですね、汗かきました。どうもありがとうございました。

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